太田靖之オフィシャルサイト
作品紹介

熱帯都市フィリピン・マニラは雨季の最盛期。僕(オオタ)は、ただ一人の日本人実習医(インターン)として、国立北部総合(ノース・ジェネラル)病院の産科に勤務していた。昼夜分かたず、東洋一のスラム地区から次々に患者が訪れ、医師への緊急呼び出しは引きも切らない。貧困と無知がもたらす想像を絶する混乱の中で、しかし明るく逞しく生きる人々。生命の誕生、そして(おびただ)しい死…。
やがて僕はダンサーの美少女カティーと知り合い、恋に()ちた。
だが、歓びも束の間、彼女を恐ろしい運命が襲い、僕に”緊急呼出し”が……。
灼熱の異国での稀有(けう)な医療体験を、瑞々しい感性で描き切った異色の青春ドキュメント小説!瞠目の新人作家がここに誕生!

映画化されビデオ、そして文庫版『灼熱の病棟』にもなりました。
現在 『緊急呼出し』の販売は、中古本のみです。こちらから購入できます。

喧騒と汚濁の熱帯都市フィリピン・マニラ。この国ただ一人の日本人実習医(インターン)である僕(オオタ)は、同僚の女医ニッキと婚約し、この地で医療を続ける決意をした。ある日、僕は謎の青年ホセ・デラクルースと出会う。ホセはなぜか僕に心を開き、驚くべき秘密を告白した。家族を地主の私兵に惨殺され、反政府ゲリラに加わったこと。やがてゲリラとも決裂、今は銀行強盗となり、貧しい人々に金を分配している……ホセは言った。
〈俺はいずれ、警察かゲリラに()られる。そうなったら先生(ドクター)、俺を故郷の島に埋めてくれ〉数日後、はたしてそれは現実となった。
僕には彼との約束だけが遺された……。
デビュー作『緊急呼出し』を凌ぐ、新鋭の瑞々しい感動巨編!

『緊急呼び出し』の続編です。前作を読まなくても、楽しめる一冊となっています。
現在『約束の十字架』の販売は、中古本のみです。こちらから購入できます。

灼熱の混沌都市フィリピン・マニラ。ひょんなことがきっかけでこの地に暮らすことになった三人の日本人青年―スラムの病院の勤務医、在比日本大使館の書記官、ナイトクラブの俄かオーナーに、それぞれ厄介な出来事(トラブル)が降りかかった。
殺人、恐喝、汚職、麻薬、詐欺、訴訟……「何でもアリ!」の喧騒の街で続発する突発事故(アクシデンテ)に、命懸けで立ち向かわねばならなくなった三人。はたして彼らの運命は?”マニラの帝王”の座には誰が……。
映画化された衝撃のデビュー作『緊急呼出し(エマージェンシー・コール)』の作者が、『約束の十字架』に続いて放つ第三弾! 異国の地で葛藤する日本人の実態を見事に描くやるせなく、哀しく、だが爽かな異色のヒューマン・サスペンス!

この本のタイトル、私が自身で初めてつけたものなんです。
前二作は編集者につけてもらいました。
現在、『マニラの帝王』の販売は、中古本のみです。こちらから購入できます。
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